4/28 活動報告

こんにちは。森のがっこう事務局のはたのです。
4/28、森のがっこうの子どもたちは、越知町にお茶摘みに行ってきました。

子どもたち茶を摘む。

10枚ほど見ていただいたのは、子どもたちがお茶摘み体験をしている様子。お茶農家さんに教えてもらった通り、新芽を丁寧に摘み取る子、量を確保しようと手当たり次第にお茶の葉をとっている子、葉っぱの裏に巣を作っていたクモにびっくりして大騒ぎする子。一人ひとりがお茶摘みを楽しんでいる様子が見れ、嬉しかったです。

子どもたち茶を炒る。

 

これは、積んだ茶葉を炒って、ゴザのところまで運んでいる様子。火遊びがしたい子どもたちは、煙が目に染みるのを我慢しながら、一生懸命お茶の葉を炒っていました。

子どもたち茶をもむ

自分たちで摘んだ茶葉を子どもたちは一生懸命もんでいました。摘んだときには袋いっぱいにあった茶葉も、炒ってもんだら、水分が飛び一気に小さくなりました。だんだんと私たちが普段よく目にする茶葉に近づいてきました。

昼食

昼食はこいのぼりの見れる高台で食べました。そろそろこいのぼりの季節ですね。しかし、子どもたちはこいのぼりには目もくれず、敷物を引いて、お弁当を食べながら、何気ない会話をしています。そんな子供たちの姿を見て、ほほえましい気分になりました。

コラム:昆虫と子どもたち

私と一緒に昼食を食べていたNちゃん。地べたに座ってご飯を食べている最中に、私は体長1cmほどのシャクトリムシを見つけました。

私がシャクトリムシを手に取ると、彼女は「気持ち悪い~」と言いました。

しかし、シャクトリムシは前に進むときに独特な動きをします。そういったシャクトリムシの動きを二人で長い時間眺めていました。

すると、Nちゃんは「私も手にのせてみる。」と言いました。その後、Nちゃんは、シャクトリムシを手に乗せてずっと観察していました。

そして、最終的にはシャクトリムシのことを「かわいい」と言い、地面に返してあげていました。シャクトリムシをはじめとして、多くの昆虫(例外もありますが)は人間に危害を加えることはありません。しかし、そのビジュアルを理由に、大人の多くが昆虫を敬遠しがちです。

 

子どもたちは好奇心が旺盛で、本来は昆虫に対しても興味を示します。しかし、大人の中には虫を見て、「気持ち悪い」と言う人もいます。その気持ちもわかります笑。しかし、大人のそんな姿を目にすることで、一定数の子どもの中では、虫=気持ち悪いものというイメージが作られているのかもしれないなと思いました。

 

 

昆虫だけに限らず、こどもたちはいろいろなものに触れたり、関わることで多くの事を学びます。しかし、私たちのふるまいが子どもたちの行動に行動や体験に制限をかけている部分があるのではないでしょうか。

私は決して昆虫を好きになればいい、というようなことを言っているわけではありません。しかし、自分たちの行動が無意識に子どもたちの行動に大きな影響を及ぼしているのだなと思いました。また、これからはそのことも頭に入れたうえで、自分の行動を選択していきたいと思いました。

おわり

シャクトリムシを手に乗せているNちゃん。