7/3 森のがっこう-佐川地質館 報告

こんにちは
「森のがっこう」担当の”にお”です 。
7月3日「森のがっこう-佐川地質館」の報告です。

今回、残念ながらバス1台での移動となるため、参加申込が53名ありましたが、
初めての抽選となりました。

「佐川地質館」に20名の参加者が到着しました。
実物3/5サイズの動くチラノサウルスと、案内人の溝渕学芸員が出迎えてくれました。

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溝渕さんが、館内の恐竜について楽しく話してくれました。
恐竜の卵の化石には特別にケースを外して、触らせてくれました。

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世界中の珍しい化石や鉱物が展示されていました。


最古の化石、ストロマトライトです。
25億年前に出現し、地球に酸素をつくってくれた生きものの化石です。

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石になった木、珪化木。
どうやったら木が石になるのか、くわしく話してくれました。
ひんやりとしたさわり心地に人気がありました。

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おとなり香川県の有名な石サヌカイト、通称カンカン石。
マグマが固まってできたこの石は、叩くと「カーン、カーン」と高く澄んだ音がします。
ここも人気のコーナーで、いつも誰かが鳴らしていました。


四万十川や仁淀川などいろいろな川の石を、水中に沈めた展示がありました。
川によって、石の色が違うことがよく分かりました。
みんなが遊んでいる鏡川の石は、仁淀川の石と一緒だそうです。
桂浜の五色の石と同じように、色とりどりです。

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アンモナイトや三葉虫の化石が、秘密の部屋から出てきました。
「自分で持ってえいよ」と溝渕さんに言われて、それぞれが気に入ったのを持ちます。
「こんなに大きい三葉虫もいるんだ!」「結構、重い!」、
と興奮気味に話してくれました。
農園のある鴻ノ(こうの)森も、アンモナイトが2つ見つかっているそうです。

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「プレートテクトニクス(動く大陸装置)」では、2億5000万年前は一つだった大陸が、
離れたりくっついたりする様子を、10分程かけて見せてくれます。
最初は気にとめていなかった子どもたちが、
大陸が動いていることに気づいて、集まってきました。

「なかなか動かないー」と行ったり来たりをしていましたが、
最後、インド大陸がアジアにぶつかって、
グググッとめり込んだ部分が盛り上がってヒマラヤ山脈になると、
「すごーい!」と歓声が上がっていました。

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キメています!

シアタールームでは、3D映画「よみがえる恐竜たち」を見ました。
この部屋には水槽がいくつかあり、生きている化石の”オウムガイ”も
実際に泳いでいる姿を見ることができました。
水槽前は誰が見やすい場所を取るかで、にぎやかでした。

 

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お昼ご飯を近くの五位山公園で食べた後は、お待ちかねの化石掘りです。
溝渕さんから説明を受けた後、みんながハンマーを持って、
選んだ石を割っていきます。

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あちらこちらから、
「あったー!」「でたー!」という声が上がりました。


上から溝渕さんが新しい石を持ってきてくると、
みんながワァッと集まります。

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この日、取れた化石は2億2000万年前の二枚貝で
「モノチス」という名前です。
こんなに手軽にたくさん取れる場所は、全国でも珍しいのだそうです。

みんなでお世話になった溝渕さんにお礼を言って、
それぞれに自分たちが取った化石を持って、帰りました。

今回参加できなかった人たちも、行きたいという希望があれば、
また地質館には行けるので、また意見や要望を聞かせて下さい。

それでは、また遊びましょう。