7/10 森のがっこう-鏡川上流 報告
こんにちは
「森のがっこう」担当の”にお”です 。
7月10日「森のがっこう」の報告です。
この日はいつも遊んでいる行川の上流、「鏡川源流憩いの広場」で川遊びをする
予定でしたが、前々日の雨の影響で、様子を見ながら、
鏡川の上流から行川へと下りてくる活動となりました。
朝の受付の様子。子どもたちも慣れてきました。
この日のために、高知市(環境政策課)から全員に、
鏡川のいろいろな場所や生きものを紹介したパンフレットをもらいました。
2台のバスで移動します。
土佐山高川の「鏡川源流憩いの広場」に到着。
みんなで川の様子を見て、水遊びができる場所できない場所を考え、
ここでのルールを決めます。今回は「泳ぎは無し」になりました。
この日はちょうど、地元の消防署の人たちが仕事で来られていて、
川の状況や安全に遊べる場所のアドバイスをもらうことができました。
川に入って遊ぶのも、陸の広場で遊ぶのも自由ですが、
まずは荷物置き場をつくります。
川に入る人たちは、ライフジャケットを着けます。
お互いちゃんと着られているか、確認をします。
最初、川に入るときは「冷たい!」と言っていましたが、
すぐに慣れたようです。
広場には「自由に使ってください」と箱メガネが置いてありました。
さっそく、目ざとく見つけた人たちが集まります。
さて、何が見えるでしょう?
箱メガネは数がないので、仲間で使います。
サワガニ、ゲット!
捕まえると、さっそく情報交換が始まります。
一か月前はカニに触ることができませんでしたが、今は平気です。
こちらは川に流れ込んでいる細流。
堤防づくりが始まりました。
初めは一段でしたが、それだと水が越えてしまったそうです。
「上にもう一段作ったら、越えなくなった!」と教えてくれました。
自分たちが作った場所にやって来た、生きものを探します。
広場の方では、石を積んで遊んだり、
遠くまで投げあったり、
水辺の生きものをさがしたり、
葉っぱや枝を流し、一緒に追いかけたりしました。
この日、流した笹舟は、いつ頃行川に着くでしょうか。
お昼ご飯は、地元の方の厚意で広場からバスで10分ほどの菖蒲地区公民館でとりました。
この公民館は、テラスの下を鏡川の源流が流れています。
ご飯の後は、歩いて1分の「菖蒲洞」入口へ。
近づくと、中から冷たい空気が流れてきます。
菖蒲洞は2億5000万年以上前にできた鍾乳洞で、中は700mの長さがあるそうです。
いつもは柵をしていますが、許可をもらえば中にも入れ、遊歩道もあります。
地元の小学校では3年生の時にこの洞くつ探検をする、という話を聞き、
1年生が「あと2年、待たんといかんがかー」と、悔しがっていました。
冷たい空気と一緒に洞くつから流れてくる水も、鏡川の源流です。
「まっ暗やー」とおそるおそる、のぞきます。
水は高川以上に冷たく、少し足を入れては大騒ぎです。
「すぐ横の岩穴も、鍾乳洞と同じように水で溶けて開いたんだよ」
と話すと、
なぜか突然、近くにいたみんなが、水をかけだしました。
???
「ぜんぜん溶けんやんかー!」
・・・
中には「少し溶けたような気がする!」というツワモノもいました。
公民館の横には「白山神社」という古い神社があります。
「あ」
「うん」
神社前の樹齢数百年のイチイガシ
イチイガシの横で鬼ごっこ。盛り上がっていました。
雨の合い間に、行川でもおなじみのベニシジミが飛んできました。
この日の「白山神社」、担当カメラマン(5年生)です。
再びバスに乗って、この日の最終地点「鏡ダム」に向かいます。
「鏡ダム」の上で、上流側(ダム湖)と下流側を見ます。
きれいだった鏡川もダム湖になると、どんよりとした色をしています。
大きい魚を見つけて、騒いでいます。
下流側は、
放水口からたくさんの水が出ていました。
この水が、少し下流の行川を通っていきます。
この日は終わりの会をここで行い、バスで行川の前を通って帰りました。
今回は全部で2時間弱ほどバスに乗っての活動となりました。
思ったより、川や広場で遊ぶことができましたが、
最後、少し車に酔ってしまった人もいたようです。
次の活動場所は、行川です。
また、みんなで遊びましょう。